ブルガリ(BVLGARI)について

スポンサードリンク
ギリシャのエピルスという小さな村で古くから続いていた銀細工師の家系に生まれ、高価な銀製品の製造を専門としていたソティリオ・ブルガリが、イタリアへ移住後の1884年、ローマのシスティーナ通りに最初の店を開いたのが、ブルガリ(BVLGARI)の始まり。

その後ソティリオは、2人の息子であるコンスタンティノとジュルジョの手を借りてコンドッティ通りに店を構えましたが、これが現在に至るまで続いているブルガリの本店で、宝飾に深い関心を持つようになった2人の息子は、事業を徐々に引き継ぐようになります。

そして第二次世界大戦後、ブルガリの転機となったのが、イタリアンルネッサンスやギリシャやローマの古典主義、19世紀ローマのジュエリー様式などを取り入れることで、宝飾界の主流となっていたフランス風の流儀から一線を画し、独創的なスタイルを創出したこと。

そのスタイルに確信を得たブルガリは、1970年代に世界進出を始め、最初の海外店をニューヨークにオープンし、各国の都市にも次々と支店を展開。1980年代には、時計を本格的に製造するためにブルガリタイム社をスイスに設立するなど、精力的に事業拡大を図りました。

その後も、1990年代にはブルガリパルファン社ををスイスに設立して、高級フレグランス市場へ参入したり、2000年以降では、世界有数のリゾート地に高級ホテルをオープンしたりといった多角経営を実現して、真の高級ブランドとしての地位を揺るぎないものにしています。